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大改造!!劇的ビフォーアフター 半蔵坊(小屋開け編)

富士山御殿場口登山道 新6合目(標高2590m)に、長い間、休業中の山小屋がありました。

御殿場口は5合目から7合目まで約5時間、営業している山小屋が無いため、登山初心者には過酷な登山道となり、急な天候悪化や事故にもすぐには対応できません。
2020年の夏、この現状に心を痛めた7合4勺わらじ館の主人が、何とかこの山小屋を再生し、登山道の安全とかつての御殿場口の賑わいを取り戻そうと立ちあがりました。

2022年、無事に営業再開した半蔵坊に、またも試練が発生しました。。。

2024年 小屋開け
6月になり荷揚げ用のブルドーザー道が開通し、今シーズンの営業再開に向けて山小屋の準備を開始しました。

 過去の記事はこちら
  2020年 半蔵坊 ビフォーアフター
  2021年 半蔵坊 ビフォーアフター(リフォーム編)
  2022年 半蔵坊 ビフォーアフター(営業再開編)

注)この記事は、某人気テレビ番組とは関係ありません(^^;

土石流

2023年12月、フジサクヤさんから土石流で屋根を大きく破損し小屋の半分が砂礫に埋もれた半蔵坊の写真が送られてきました
やっと長い眠りから覚めたのに、、、またも半蔵坊に厳しい試練が発生しました

春になり雪が溶けるまで何もできません、何とか冬の富士山の厳しい自然環境を乗り切って欲しい。。。

埋没

6月になりブルドーザー道が開通し、半蔵坊までクローラーで登る事ができるようになりました

山小屋の周囲は砂礫が流れ込み、石垣も崩れて小屋は半分ほど埋もれていました
幸いなことに破損した屋根には穴が開いていませんでしたが、周囲には大量の砂礫が積もっています


砂礫除去

屋根の砂礫は人力で掃き出し、小屋の周囲の砂礫はユンボで掘り出します
砂礫に埋まったバイオトイレも、何とか無事のようでした


ユンボ

山小屋の周囲の砂礫の除去から重量物の運搬まで、小屋開けにはクローラーやユンボが大活躍です
小屋番は大型特殊免許に加え、不整地走行、パワーショベルの免許を取得しています


応急修理

屋根は応急修理で対応し、大工さんの到着を待ちます
こうしている間にも、山小屋に荷物を運びこみ営業準備を続けています
大雨が降ると雨漏りも。。。

屋根修理開始

登山シーズンに入り大工さんが到着し、冬の間に土石流で破損した屋根の修理が始まりました

屋根全体をふき替える大掛かりな修理になり、時間もお金もかかります(^^;
修理中は営業も一部制限されます

屋根の張替え

老朽化した屋根板や破損した部材を撤去し、防水シートを貼っていきます

屋根板には今までよりずっと厚みがある鋼板を使い、強度が大幅にアップしました
色もこげ茶色になり周囲の景色と同化し、、、さらに目立たなくなりました(^^;

天空での屋根修理

眼下には雲海と山中湖、頭上には富士山頂、夜は夜景と天の川

雄大な景色を眺める暇もなく、富士山新6合目では屋根の修理が続いています

修理完了

天候にも恵まれ約2週間の工事により、富士山の厳しい自然環境にも耐えられる立派な屋根が完成しました
いろいろな制約もあるこの場所で、大変な工事にあたってくれた大工の皆さん、ありがとうございました

これでしばらく安心です、もうこれ以上壊れないで欲しい。。。

バイオトイレ

この機会にと屋根修理だけでなく、バイオトイレの改修も行いました
トイレの外壁を鋼板で囲い、冬の過酷な環境にも耐えられる頑丈な造りになりました


準備完了

屋根修理と並行し、プロパンガスや発電機の準備、布団や備品の荷揚げ、食料の準備、、、
クローラーで何度も往復しながら必要な物資を荷揚げしていきます

まだまだ沢山の準備が必要でしたが、何とか営業開始に間に合いました

営業開始

紆余曲折はありましたが、2024年登山シーズン中も毎日営業しています
みなさんも「半蔵坊」に遊びに来てください

半蔵坊では山小屋の貸切もできます、富士山で宴会・女子会なんてどうでしょうか

半蔵坊からの景色

富士山頂を目指すだけが富士登山ではありません
標高2590mの半蔵坊からでも、ご来光や朝靄に霞んだ眼下の山々が見られます

体力に不安がある方も、無理に山頂を目指すことはせず、山小屋に泊まってゆったりと富士山を楽しんでみ見ませんか



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