プリンスルート完全攻略(前半) 富士宮口5合目〜わらじ館までの道のり

2008年に天皇陛下(当時は皇太子殿下)が登山された通称「プリンスルート」は、
登山シーズン中の週末でも登山道は混雑せず、マイペースで富士登山を楽しめます。
標高が高い富士宮口5合目からスタートするため、富士登山初心者にもお勧めです。


プリンスルート(後半) ←クリック わらじ館〜山頂〜御殿場口新5合目まで


                                   Photo by 東風

富士宮口5合目 スタート

標高2400m、富士山登山道の中で一番標高の高い地点からのスタートです。
6合目 雲海荘前

富士宮口5合目から約20分

6合目からわらじ館まで約3時間ぐらいです、飲料水やトイレなどしっかり準備してください。

宝永山火口付近は、火山礫で足がとられやすいため、ストックや杖があった方が歩きやすくなります。
6合目分岐

6合目の山小屋を過ぎ、左に曲がると富士山頂、直進すると宝永山(プリンスルート)
宝永山第一火口縁から、宝永山の景色

6合目の分岐を過ぎると、間もなく宝永山が見えてきます。

プリンスルートは、宝永山馬の背より、御殿場口登山道方面へと進みます。


宝永山第一火口底 プリンスベンチ

宝永山第一火口底まで下って一休み。

ここにあるベンチで皇太子殿下が休息されたので、通称「プリンスベンチ」というそうです。一休みして記念写真でもどうぞ。


プリンスルートひとつめの難所

6合目から宝永山第一火口まで、約10分

いよいよここから本格的な登山となり、ひとつめの難所が待ち受けます。

足元の火山礫が上に登っていくに従い、細かく、滑りやすくなるため、気をつけて進んでください。

★宝永山の登り方は、初心者のための富士登山情報サイト「富士さんぽ」に掲載されている情報が参考になります。
宝永山馬の背

宝永山第一火口より、馬の背までは約45分

ここまで来たら、宝永山山頂は目の前。せっかくなので記念撮影でもどうぞ。

馬の背に沿って約10分ほど登ると、御殿場口下り6合の道標があります。
下り6合の道標

繰り返しになりますが、馬の背から約10分ほどで、下り6合の道標が見えてきます。

目の前にあるルートは、御殿場口の下山道なので、間違えて登らないようにしてください。

下りルートを登ってしまうと、とんでもなく体力を消耗するので、プリンスルートの看板を見落とさないように注意。
下り6合の道標

こちらが、下り6合の道標のアップです。

この道標の周辺に、プリンスルートを示す道標がいくつかあります。

プリンスルートは、この道標付近を右折します。

プリンスルート道標

先程の下り6合道標の周辺にある、プリンスルートを示す道標です。

プリンスルートと下山道がこの地点で分岐します。
プリンスルート

落石注意の看板にも、プリンスルートを示す案内があり、岩には黄色いペンキの矢印でルート案内が示されています。
御殿場口6合目の道標

下り6合の分岐から山腹をほぼ水平にトラバースしていくと、約15分ほどで御殿場口6合目登山道の道標が見えます。

ここから御殿場口登りルートに合流します。
御殿場口6合目の道標(拡大)

先程の御殿場口6合目の道標。

ここより富士山山頂を目指します。御殿場口登山道は、道幅も広く、岩場も少なく、大変登りやすいルートです。
御殿場口6合目の道標

御殿場口6合目の道標から振り返ると、今まで歩いてきた宝永山から続くプリンスルートを確認することができます。
御殿場口登山道

御殿場口登山道をのぼっていくと、約1時間ほどで、7合目(標高3040m)にある日の出館が見えてきます。

宝永山馬の背から約1時間30分で、御殿場口最初の山小屋となる日の出館(休業中)が見えてきます。

山小屋を示す看板

7合目の日の出館の真下にある、御殿場口下りルートへの分岐点、「大砂走り」と示されているのが、下りルートのスタート地点です。
わらじ館に到着

7合目の日の出館を過ぎ、250mほど進むとわらじ館に到着します。

わらじ館の向こうに見えるのが、砂走館です。

富士宮口5合目のスタート地点から、わらじ館までは、約3時間30分ほどで到着できます。

わらじ館から富士山頂を望む

7合4勺(標高3090m)にあるわらじ館より見える富士山頂です。

さらにここから富士山頂までは個人差はありますが約3時間ほど。

はるか山頂まで、プリンスルートはまだまだつづく。。。



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