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御殿場口登山道完全攻略 御殿場口新5合目〜半蔵坊〜わらじ館までの道のり

御殿場口新5合目は標高1440mと、他の登山道と比べて低い位置にあります。
また大石茶屋から新6合目の半蔵坊までコースタイムで3時間ぐらいかかりますが、その間に営業中の山小屋は無く、そのためトイレや避難場所もありません。
登山初心者にとっては、なかなか高いハードルですが、それだけに登頂成功したときの達成感は、他の登山道以上のものがあります。
万全な装備と十分な水や食料を用意して、登山に挑戦してください。

※ わらじ館前で御殿場ルートを登ってきた方に聞いたところ、このルートを初めて登った方は、ここまで約7時間かかっているようです。
  中には10時間以上かかった方も。。。

御殿場口登山道には、登山中に目標となるような建物などが少ないため、できるだけ目印になりそうな場所を探してみました。
登山道には、ところどころに御殿場ルートを示す緑色の道標が立っていて「G−xxx」という道標番号が書いてあります。文中に2012年時点の道標番号を記載しました。
そこまでの大まかな登山時間も書いておきましたが、登山時間に関しては個人差が大きいため、あくまで参考程度に考えておいてください。

体力的に厳しいと感じる方には、富士宮口5合目からの「プリンスルート」をお勧めします。
プリンスルート(前半) ←クリック 富士宮口5合目〜わらじ館までの道のり

★御殿場口登山道の地図は、静岡県御殿場市観光協会のwebサイトにて。
 http://gotemba.jp/fujisanninfo ←外部リンク

                                   Photo by 東風


御殿場口新5合目からスタート

御殿場口の駐車場(500台)は無料で、混雑時期のマイカー規制もありません。

御殿場口にはトイレと売店ぐらいしかありませんが、食事などは10分ほど登ったところにある大石茶屋で可能です。
大石茶屋

約10分ほどで5合目大石茶屋(1500m/G−004)に到着。

これから先、新6合目の半蔵坊まで3〜4時間かかりますが、途中で営業していている山小屋はありません。

トイレも避難場所もありませんので、水や食料など十分な準備をしてください。

※ 大石茶屋から登山道と下山道が分かれていますが、道を間違えないように注意してください。登山道は左側の道、下山道は右側の道です。
次郎坊

大砂走りを駆け下っている下山者を横目にひたすら登って行くと、大石茶屋から70分ほどで次郎坊(1920m/G−020、G−021)にたどりつきます。

御殿場口は登山者の数が少なく、登山道も空いていますのでマイペースでゆっくり登ってください。
霧の中に入ると交差するブルトーザー道に迷い込みそうになるので、道標を確認しながら気をつけて登山してください。

※ 次郎坊で間違って登山道を登ってしまう人が多いです。特に夜間や霧が出ているときは道迷いが発生しやすいようです。ここから登山道は右側の道になります。道標のG−021を確認しながら登ってください。
標高2000mの標識 & 気象庁観測所跡

次郎坊から10分ほどで標高2000mの道標(G−023)が現れます。これで須走口5合目と同じ高さになりました。
さらに10分ほど登っていくと、登山道左側に気象庁観測所跡(2085m)があります。(2013年に取り壊されました)

このあたりから、登山道は深い砂と砂礫の道になります。無駄にスリップし体力を消耗しないように、足元に気を配りながら登っていきましょう。
ブルトーザー道

次郎坊から1時間ちょっと登ると、ブルトーザー道(2360mぐらい/G−034)と交差します。
これで標高も富士吉田口5合目(2305m)を越えました、ここから新6合目小屋までは1時間弱で到着できると思います。

次郎坊から新6合目小屋まではこれといった目印が無く、道標を頼りに登山道をジグザグとひたすら登っていきます。
御殿場口登山道

登山道には、ところどころに御殿場ルートを示す緑色の道標が立っています。
富士宮口5合目と同じ高さになる標高2400mは、道標Gー037あたりだと思います。
天気が良ければ、登山中に新6合目小屋「半蔵坊」が見えます。
新6合目小屋 半蔵坊

新6合目(2590m/G−043)には新6合目小屋「半蔵坊」(2021年より運用開始)があり、天気がよければ登山中の良い目印になります。

ここまで登山開始から3〜4時間ですが、登山速度には個人差があります。
ここから7合目のわらじ館まで2時間ぐらいです。

登山道の砂礫も少なくなり、だいぶ登りやすくなってきます。
謎の機械

新6合目小屋と6合目道標の間(2750m)で見かけた???な機械。
過去に気象観測で使われていたものでしょうか?
富士山の動きを観測するGPS付きの機械という話もあります。

以前はここに気象庁避難小屋がありましたが、今は撤去され跡形もありません。
ここまでくれば6合目までもう少し。
御殿場口6合目の道標

御殿場口6合目の道標(2830m/G−057)は富士宮口6合目〜宝永山馬の背から続く、プリンスルートとの合流地点です。
御殿場口新5合目からここまで4〜6時間ぐらい、ここからわらじ館までは約1時間です。

かなり疲れてきていると思いますが、7合目までもう一息です。
標高3000mの標識

標高3000mの標識(G−067)が見えたら、7合目は目前です。

7合目の日の出館(3040m)の下には、登山道と下山道の分岐があります。
わらじ館は日の出館から250m先にあります。
わらじ館に到着

登山時間には個人差がありますが、5合目から5〜7時間で7合4勺わらじ館(3090m/G−071)に到着します。

ここから山頂までは3時間ぐらい。
トイレや給水・食事など、十分休憩して山頂までの山道に備えてください。

ここから先の行程は「プリンスルート(後半)」を、参考にしてください。


ハイキングコース

御殿場口新5合目からは、双子山や幕岩、御殿庭へのハイキングコースがあります。

夏の登山シースンだけでなく、春や秋のハイキングコースとしてもお勧めで、富士登山の事前トレーニングにも最適です。


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